キャッシュレス社会
皆さん、こんにちは。
西根です。
このページでは日本におけるキャッシュレス事情、そして
そもそもキャッシュレスの何が良くて何が悪いの?と言う点をお話します。
僕自身は生活にキャッシュレスを取り入れたことで、さまざまな点で快適になりました。
キャッシュレス社会は、これから避けられないものになります。
メリット・デメリットを把握した上で、上手にキャッシュレスと付き合っていきましょう!
日本におけるキャッシュレス
皆さんは普段、現金をいくら持ち歩いていますか?
決済の場面で、何を使って支払いますか?
現状では、多くの決済が現金によって行われています。
経済産業省が発表しているデータです。
引用元:
http://www.soumu.go.jp/main_content/000506129.pdf
つまり、決済の80%程は現金によって行われている、ということですね。
では世界的なトレンドとしてはどうなっているのでしょうか。
引用:同上
2015年のデータではありますが、世界と比較すると大分遅れていることが分かります。
世界と比較して遅れているから悪いと言うわけではないのですが、
「不便な国」として認識されてしまい、訪日外国人が減少する可能性があります。
ひとまずそこは直接私たちの生活に関係ありませんので割愛します。
ただ政府の方針として、経済を発達させるために積極的にキャッシュレスを取り入れようとしている、と言うことは私たちの生活に大きく影響してきます。
具体的には
・キャッシュレス決済の環境整備が進む
・キャッシュレス決済で割引等が適用される可能性がある
・逆に現金決済が不利になる場面も想定されるようになる
というようなところです。
2020年の東京オリンピックを意識して、政府はこれからキャッシュレス化をどんどん進めていく姿勢を見せています。
キャッシュレスが使いやすく・また使っている人へ有利に働くようになるでしょう。
キャッシュレスのメリットとは?
これですよね。
キャッシュレスキャッシュレスって、いったい何が便利なんでしょう?
ひとつずつ見ていきましょう。
決済の時間短縮
一番効果を直接感じるのはやっぱりこれですね。
実際、この手軽さに慣れてしまうと現金がもたついて仕方ありません。
僕は特にせっかちなので、ちょうどいい小銭を探す時間も、店員さんがお釣りを集めている時間もなんだか無駄だなあと感じています。
僕は交通系ICカード、クレジットカードをメインで使うのですが本当に便利です。
店員さんの作業も短縮できますしね。
財布を出すところからお釣りをもらうまで大体25秒(極端かも・・・笑)。
スマホケースのSuicaで決済するまで大体5秒。
朝コーヒーを買う、昼ご飯を買う、帰りに買い物、で3回決済だとすると、
1日に20秒×3で1分、1ヶ月で30分、1年で6時間短縮できる計算になります。
これを長いと取るか気にしないと取るかは人それぞれですが、体感でスムーズに決済ができるのは個人的にとても気持ちいいです。気分的に。笑
利用履歴をデータとして残しやすい
僕はこれも大きなメリットだと感じています。
先日お話しした自動家計簿を利用していると、連動して家計簿を作ってくれます。
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デジタルに統一する事で、アナログ→デジタルの移動作業がなくなります。
いつ、何に、いくら使ったのかがすぐ確認できるので、自分のお金がいくら残っているのか常に把握でき、消費のコントロールを行いやすくなります。
盗難・紛失に強い
「クレジットカードは盗まれたら不正利用される」という価値観は流石に減ってきたように見えますが、いまだに心配される方がいます。
逆なんです。
現金は持ち主を証明するものが何もないので、盗まれたら終わりです。
一方クレジットカードは、普段の利用方法とかけ離れた使い方をされるとクレジット会社から確認の連絡が来たり、不正利用をされても補償を行ってくれる仕組みがあります。
交通系ICカードはそういった仕組みがなかったりと、サービスによって違いがありますので、自分の使い方に合わせて上手に利用しましょう。
ポイント等が還元される仕組みがある
先ほどお話しした政策の所にもつながります。
キャッシュレスを使ってくれることがありがたい政府・企業は、
それに対して消費者が喜ぶことをしようとします。買い物をした際に~%ポイントとして還元する、というようなサービスが典型的な例ですね。クレジットカードでも年会費無料、とか多いですよね。
キャッシュレスのメリットまとめ
・決済の時間短縮
・利用履歴をデータとして残しやすい
・盗難・紛失に強い
・ポイント等が還元される仕組みがある
ほかにも、
・現金よりもカードのほうがかさばらない
・代引き手数料やATMの引き出し手数料の削減
など、個人消費者の視点に絞ってみるとこのような感じです。
では、メリットと同じくらい気になるデメリット。
こちらはどうでしょうか?
キャッシュレスのデメリットは?
現在のキャッシュレスが抱えているデメリット。
制度の変化で解決できそうなものも多いです。
停電・充電切れ・システム障害等に弱い
これはやっぱり避けられません。
特にApple Pay,Google Pay,モバイルSuica等、スマホに依存するシステムはスマホが充電切れになってしまうと全く使えなくなってしまいます。
1日でスマホの充電を使い切るヘビーユーザーはあまりいないと思いますが、充電するのを忘れてしまった日や、スマホを壊してしまった時(そうそう無いですが)は何も支払えなくなってしまいます。
さらに停電・災害等で店舗側のシステムが落ちてしまうと決済自体が受けられなくなってしまいます。
僕個人の対策としては、交通系ICカードはあえてモバイルにせずスマホケースにカードで持っていたり、現金のみの店舗に行く場合に備えて少額の現金も予備として持っています。
日本では「キャッシュレスのみで現金支払いお断り」のお店はまず無いので、こちらはあまり心配する必要はないでしょう。
店舗によって受け付けられる決済方法が違う
先のデータ通り日本にはキャッシュレスがあまり浸透していない為、この店舗では交通系ICカードが使えない、こちらではクレジットに対応していない・・・等、決済方法が一本化できないこともデメリットのひとつと言えます。
ただこれに関しては国策としてキャッシュレスを推し進める動きがあるので、事業者に対してもキャッシュレスを導入しやすい制度が作られていくと予想できます。
あくまで現時点では、ということですのでオリンピックまでには大分変わるのでは、と考えています。
使いすぎてしまう?
よく、「実際に現金を払っていないから使った感覚がわかず、使いすぎてしまう」といった記事や声を聞きます。
そうでしょうか?僕は逆に、使ったらスマホの家計簿アプリにすぐ反映されるので、目に見えて数字が減っていくのが恐ろしくて消費を抑えられています。笑
これはもう慣れとか使い方によるのではないでしょうか。現金から切り替えたばかりの人は現金を使わなくなるのでもちろんそう感じるでしょうし、しっかりとお金の管理ができている人なら現金以上に消費を細かく把握する事ができます。
だって、財布に入っている金額を1円単位まで常に覚えている人いますか?笑
キャッシュレスならそれが可能なんです。しかも手間をかけずに。
キャッシュレスのデメリットまとめ
・停電・充電切れ・システム障害等に弱い
・店舗によって受け付けられる決済方法が違う
というのがメインのデメリットになります。
どうしても日本は地震・災害が多い国ですので、システム自体が落ちてしまうことに弱いです。
制度でどうにかなる問題とならない問題がある、ということですね。
キャッシュレスとの上手な付き合い方
ではキャッシュレスの恩恵を受けつつ、キャッシュレス後進国日本でデメリットを抑える使い方とはどんな方法なのでしょうか。
キャッシュレスメイン、いざという時の予備で現金
まあありきたりと言うか、まあそうだよねと言うか、これですね。
僕の生活では、9割キャッシュレス、1割現金、というような感じです。
普段メインで使用するのは交通系ICカード、クレジットカード。
上記のメリットを存分に受けることができます。
ただ現金しか使えない店舗もまだ多く残っているので、何かあった時の為に数千円は持ち歩いています。たまに使います。割り勘とかの時とか(自分が集めてカードでまとめて払うことの方が多いですが)。
キャッシュレスまとめ
日本だけ置いてけぼり、というのは経済的に不利になっていくので、今後確実にキャッシュレスは日本に浸透してきます。
その時にいかに効率よく使いこなせるかは、いかに仕組みを理解し、早く切り替えをしていたかによってきます。
メリット・デメリットを把握して、自分のスタイルに合ったサービスを使いましょう。
ご覧いただき、ありがとうございました!
西根
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