みなさん、こんにちは!
西根です。
前回、エスプレッソの飲み方についてお話しました。
バリスタが徹底解説。【エスプレッソ】って何?意味は?ドリップコーヒーとの違いは?
エスプレッソの飲み方!カフェでの頼み方・飲み方をバリスタが伝授します。
今回はエスプレッソをアレンジして作られたドリンクを、
メジャーどころからちょっとマイナーなものまでご紹介します!
エスプレッソの【アレンジ性】
エスプレッソは単体でも勿論楽しめる飲み物です。
イタリア人は毎日2,3杯エスプレッソを飲みます。飲みすぎ。
ですが、エスプレッソの本領はそれだけではないのです。
牛乳や砂糖等、ほかの物と混ぜても負けない主張の強さが
エスプレッソのウリなのです。
特に日本ではエスプレッソよりカプチーノ・カフェラテの方が
なじみが深い飲み物ですよね。
では代表的なアレンジコーヒーであるこの2つから見ていきましょう!
カプチーノ(cappuccino)
語源はイタリア語のcappuccio。
意味は帽子や頭巾、蓋などがあり、修道服に似ていた、ミルクが蓋のようだから・・・等々諸説あります。
レシピ
エスプレッソ・・・30ml
フォームドミルク・・・150ml
カプチーノでは、フォームドミルクというのがポイントになってきます。
スチームで温める際、ラテで使うスチームミルクより泡の量を多く作ります。
空気が多く入る事によりトロっとしたミルクが生まれ、口当たりがなめらかになります。
エスプレッソの温度は80度、フォームドミルクは65度前後で作られます。
イタリアではエスプレッソ+ミルクというとこのカプチーノが基本のドリンクです。
毎朝、朝食と一緒にカプチーノを飲んでから仕事に向かうという方が多く、エスプレッソと同様生活に深く馴染んでいるドリンクです。
カフェラテ(Caffè Latte)
caffeがイタリア語でコーヒーの事です(イタリアではコーヒー=エスプレッソ)。
latteは牛乳なので、直訳するとコーヒー牛乳ですね。笑
レシピ
エスプレッソ・・・30ml
スチームドミルク・・・150ml
さて、カフェラテです。
使う材料はカプチーノと全く同じですが、先程ご説明した通りミルクの仕上げ方が違うドリンクです。
ラテでも空気は取り込むのですが、カプチーノ程は混ぜ込みません。
どれくらい、というのは完全に感覚なのでなんとも言い難いのですが、、、
カプチーノとの違いとして口当たりの他に、カフェラテはミルクがさらっとしている分、エスプレッソとの混ざり方が自然になり、味を中和しやすいです。
カプチーノはミルクとエスプレッソがそれぞれ主張するような味わいになりますが、カフェラテは比較的大人しい仕上がりになっています。
カプチーノとラテ、どっちが良い?
市販されているカフェラテ・カプチーノでは定義や違いはもはやなくなっていますが、
プロが手で作ると同じ組み合わせでも全く違う味に完成します。
ただしイタリア系のバール(カフェ)ではカフェラテはあまり出したがらないバリスタがいる場合がありますので、カプチーノを注文する事をオススメします。
と言うのもカプチーノはスチーミングの技術が味にダイレクトに影響しますが、カフェラテは比較的難易度の低いドリンクです。
そのため、高い技術を持ったバリスタにカフェラテを注文するのはその腕をバカにしている、と言うような捉え方をする方もいらっしゃるようです(日本ではそういった文化がないのでまず無いかとは思いますが)。
カフェ・マッキャート
発音としてはマッキャート(イタリア語)、マキアート(英語)があります。
意味としてはコーヒー+染みと言うもので、ミルクのしみが浮かぶ、と言うようなものです。
レシピ
エスプレッソ・・・30ml
フォームドミルク・・・30ml
またこの組み合わせかよ、と思いますよね。笑
違うのは分量です。エスプレッソとミルクを同量で作るため、完成して60ml程の少ない分量のドリンクになります。
エスプレッソの割合が多い分、オトナのフレーバーになります。
カプチーノに使うものと同じフォームドミルク(泡立てたミルク)を、エスプレッソに垂らしこんで作ります。
エスプレッソだと苦いけれど砂糖は甘くなりすぎる、フォームドミルクの口当たりを楽しみたい、サッと飲みたい、そんな時にマッキャートが注文されます。
随時、追記予定です!
ご覧いただき、ありがとうございます@^-^@
西根