スターバックスのコーヒー。
皆さん、こんにちは!
西根です。
カフェと言えばスタバですね!
みんな大好き、スターバックスコーヒー。
しかしコーヒーを趣味にしている方、こだわりがある方から、こういった声をよく聞きます。
「スタバのコーヒーはまずい。」
・・・なるほど。
スタバは僕もちょくちょく行きます。勿論コーヒー飲みます。
ホットもアイスも、毎日違うコーヒーになってていいですよね。
結論を先に書きます!
不味くないです。
絶品と言うわけでもないですが。笑
この記事では、そもそもコーヒーの美味しい、不味いの基準って何?と言うところから、
スタバのコーヒー、そしてスターバックスと言うカフェについてお話します。
あ、ちなみに僕はスタバの回し者でもなんでもありません。
なんなら別の大手コーヒーチェーンで4年働いていました。笑
「美味しいコーヒー」って何?
スタバが良いとか悪いのか、とかの前にここですよね。
そもそも美味しいコーヒーはこれ、不味いコーヒーはこれ、という基準が無ければ決められませんから。
「美味しいコーヒーの基準」なんて、存在しません。
これで記事が終わってしまいそうな事を書きました。笑
ですが、これに尽きるんです。
勿論、「品質の高いコーヒー」は存在します。
最近流行りのスペシャリティコーヒーなんかはその代表格ですね。
ただおそらく普通の人が最高のスペシャリティコーヒーを飲んだとしても、
100人中100人が「美味しい」と評価するコーヒーなんて存在しないと思っています。
そして、「品質の悪いコーヒー」があるのも事実です。
すっかり酸化してしまってエグみが出ているコーヒー、欠点豆だらけで雑味が出てしまっているコーヒーを出しているお店も存在します。
人の味覚は、それぞれまったく違います。
人の味覚は千差万別です。
そしてコーヒーの味も恐ろしいくらい様々です。
「オレンジジュースが美味しいか」でしたら、まだわかります。(プロの方、すみません。笑)
ある程度以上の管理が施されたコーヒーは、もう人それぞれの好みでしかないのです。
それを自分の好みに合わないからと言って、「スタバのコーヒー=まずい」と決めつけるのは、とてももったいないことだと思います。
そもそもスタバのコーヒーといったって様々な種類(公式サイトでざっと数えたら30種類くらいありました)がありますよね。
僕だって、自分が勤めていたコーヒーチェーンで「めっちゃ美味しい!」と感じるものと「あ、これ自分には合わないな」って感じるコーヒーがありました。
味の優劣は簡単に決められない、という事がお分かりいただけましたでしょうか。
ではスターバックスのコーヒーの品質はどうなんでしょうか。
スタバのコーヒー豆の品質は?
「焙煎日からの経過」
スタバのコーヒーがまずい、と言われるときによく要因として挙がるのがこれです。
スターバックスは日本に焙煎工場を持っていないので、本国アメリカで焙煎したものを船で日本まで輸送しています。
販売している豆には焙煎日の記載がありません。
店員さんに聞くと教えてくれるのですが、大体焙煎日から2か月~の物が多い印象です。
コーヒー豆を普通に焙煎してから風味が維持できるのは2週間が限度、というのが定説になっています。
それではスタバのコーヒー豆はすっかり品質が落ちてしまっているのでしょうか?
言われなくても、スタバはわかっているはず。
ちょっと考えれば分かりますよね。
あれほどの大手チェーンで、「カフェと言えばスタバ」と言わしめるほどに規模の大きな会社が、焙煎日が豆に及ぼす影響くらい知らないはずがないのです。
そしてイタリアからコーヒーの文化をアメリカに持って帰った本人が育てた歴史ある会社が、それに対して何もしていないはずがありません。
豆の品質を維持する焙煎方法があります。
スターバックスが本国で実際どのように焙煎をしているかはわかりません(当たり前ですが企業秘密でしょう笑)。
あくまで仮説ではありますが、焙煎方法も1通りではないのです。
まず前提として、日の経過による劣化はやはり避けられません。
そこを把握した上で、焙煎段階であまりガスや香りを引き出さない方法をとります。
大きな焙煎釜を使用し、ひたすら熱風を当て続ける事で、あえて豆が持つ風味を中に閉じ込めたまま出させません。
この焙煎方法では、豆が本来持つ品質を引き出しきることが出来ません。
その代わり、焙煎後の持ちを良くすることが出来るのです。
おそらくスターバックスではこの焙煎方式をとっているのではないかと思います。
焙煎から2か月経っているというフィルター込みではありますが、
さほど酸化した時のエグみを感じたことはありません。
もちろん、僕個人の味覚によるものですが。
欠点豆(割れ・欠け・異物)
少なくはないですね。欠けてる豆、けっこうあります。
これは輸送中にぶつかって欠けてしまったものなのか、元々こうなのか・・・
割れ・欠けに関しては、焙煎前に入っていたのか焙煎後のぶつかりでそうなってしまったのかで味が変わります。焙煎後ならさほど味に影響はないですが、焙煎前に欠けていると火の入り方が変わるので、焦げたような味が出てしまう恐れがあります。
根気がないので、欠点豆をピックして比較してみたことはありません。いつかやります(やらなさそう)。
スタバ豆の品質は、良くも悪くも普通。
個人の自家焙煎店で丁寧にハンドピックをしている所に勝てるはずがないのです。笑
スタバでそれをやったら採算が取れないでしょう。
全国で同じ味を提供できていることを考えれば、決して悪いものではないと僕は思います。
スタバコーヒーまとめ
と、スタバについてお話をしてみました。
スタバで働くスタッフの知り合いも数人いますが、皆さん誇らしげに働いていらっしゃいます。
唐突ですが、バリスタの仕事ってコーヒーを淹れる事がメインではないんです。
ま、この話はまたいつかの機会に。
つまり、あえて「スタバのコーヒー」を一括りにするのであれば、「まずい」のではなく、「多くの日本人の口に合わない」のではないでしょうか。
この違いは大きなものだと思います。
飲んでみたコーヒーが自分の口に合わなかった。僕は、自分の知らないコーヒーに出会えただけで面白いです。美味しい、不味いではないんですよね。
ですからまだスタバのコーヒーを飲んだことがない人は、ぜひ一度自分の舌で試してみてほしいと思います。
行く前から不味い不味いと思い込んで飲まないのは非常にもったいないと思います。
以上、ドトールコーヒーで4年働いた僕からの意見でした。笑
それでは!